「六本木カローラ」なんていう言葉はもはやクルマオタクの暗号程度にしか通用しない言葉になっているようで、年配の人におそらく知っているだろうと使ってみると、これが見事に通用しません。誰にだって忘れたい過去があるのかもしれません。それになによりそんな言葉は幻であって、昔(E36)も今(F30)も六本木界隈に出没したら失笑しか買わないクルマだと、とある偉い評論家が歯に衣着せぬ口調で吐き捨てていました。昔も今も「イオンモール・カローラ」でしかなかったようです・・・ってそれじゃあ本物のカローラと何も変わらないですね。
あたらしい「〇〇カローラ」になりそうなクルマをいよいよアウディが日本に上陸させました。「アウディA3セダン」はゴルフ系統のクルマで久々の3BOXスタイル。カスタムベース車として熱い支持を得ていたジェッタがラインナップ落ちしていたので、割とお手軽に抑えられた価格と相まって再びアウディが脚光を浴びる起爆剤になりそうなモデルです。トヨタ86よりもアウディA3セダンをカスタマイズしたほうが奥が深そう!とかいう御仁も現れそうな勢いで、さすがはVW!トヨタの弱点をよく分析しています。
やはりプレミアムブランドのクルマというのは熱いテンションとともにクルマが売れていくと思うので、高級車イメージに程遠いハッチバックではいまいち火がつかないですよね。メルセデスもやはりAクラスより断然にCLAの人気が高いみたいですし、BMWにも1シリーズセダン作って新たな「〇〇カローラ」に名乗りを挙げてもらいたい。
アウディは新型TTのデザインも発表されましたが、かしこまってというか期待させておいて、「どこが変わったの?」レベルとは・・・。どこかで新しいTTは宇宙船!?ステルス戦闘機!?みたいなデザインだろうと無意識のうちに予想していた自分のマヌケさに気がついてショック受けました・・・。レクサスISが目一杯背伸びして、あのデザインで登場して、感激で心が躍った私はやはり田舎ものなんですね。さすがはVW!ここでもトヨタの「逆」を見事に突いてくる!
アウディA3セダンも同じです。やはり「〇〇カローラ」を狙う?だけあってこだわりの地味さを発揮してます。本家カローラはもはや「ヴィッツセダン」でしかないですから、日本人のイディアとしての(良いイメージの)「カローラ」に一番近いクルマかもしれません。
VW/アウディのカスタマイズベース車としての人気も高まりそうな予感。TTやザ・ビートルを選ぶ最大の理由が「清潔感」だと思うんですよ(未確認)。そりゃTTを極彩色に塗りたくったり、金色のホイール履かせたりすれば限りなく下品になりますけど、ちょっと弄ればすぐに「下品」になる他ブランドと違ってVW/アウディはどこか「踏みとどまる力」を宿しているように感じます。
日本のユーザーが待望した「ジェッタ後継」&「新・〇〇カローラ」。これはアウディの新しい金鉱脈になりそうな予感がプンプンします。TTもA3セダンも「好きにカスタマイズしてくれ!」というVW版のトヨタ86的な戦略が秘密裏に進行しているようです。
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