2014年4月9日水曜日

アウディTT え?新型と言っても何も変わってない・・・

  湘南・箱根方面を走っているとやたらと目にするクルマがアウディTT。あくまで普通車であるゴルフをベースに、狭いボディ積んだだけのスペシャリティカーの何が楽しいの?というやや辛辣な声もあるのですが、有無を言わせぬ抜群のデザインは間違いなくプライベートカーを所有する喜びを高めてくれます。

  ある著名なライターも言っていましたが、「クルマの速さ」だけがスポーツカーかどうかの唯一の基準というわけでなく、そのクルマが街に出て来たら一斉に注目を集めるようなスタイリングこそがスポーツカーの本質なんだそうで・・・もちろん大賛成です。そういう意味でこのアウディTTもフェラーリのように街中ではかなり注目してしまう一台です。ポルシェやマセラティのような存在感があって500万円なら確かにお買い得かもしれません。

  いよいよ3代目TTが今年は発売されるようですが、先日発表されたコンセプトカー(ほぼ完成型)は現行の2代目TTから大きな変化が見られず、まるでゴルフ6からゴルフ7へのバージョンアップを踏襲したような外観上の変化を伴わない進化になるようです。2代目が登場したのが2006年ですから8年前のデザインになるわけですが、それでもまだまだ古臭く感じることはないのはさすがアウディのイメージリーダーといったところなんでしょうけど、新しいTTの特にデザインに期待していたファンの気持ちはやや複雑。TTからデザイン取ったらただのゴルフですから・・・。

  アウディの説明によると、「ポルシェには"911"があり、VWには"ビートル"、そしてアウディには"TT"」ということのようです。この3台は「完成されたデザイン」の持つ普遍性の中で今後も存在し続け、VWグループとドイツ車にとって「大いなる遺産」として君臨する!・・・なんかめちゃくちゃカッコいい! レクサスにもこれくらいの"精神性"溢れるモデルがあってもいいかもと思ってしまいます。確かにそう言われると「TT」のデザインがとてもスピリッチュアルなものに感じられます。

  「TT」が「911」と同じような存在ということは、代を重ねるに連れて価格が上がっていき、やがてはベースモデルでも1000万円近くになっていくのでしょうか?だとしたら今の内に乗っておくべきなのかも。綺麗に保管しておけば、プレミアが付く? 確かにあんなめちゃくちゃな使い勝手の完全なる「趣味」クルマなのに、下取りは結構良さそうで中古車も状態が良いものには見事に立派な値段がついております。

  それにしてもいつも悩まされるクルマなんですよね。小さくてパワーがあるから日本の山岳路には向いていますし、まああれこれと使いこなす自信はあります。これだけ小さくて存在感を発揮するクルマは、この「TT」と「シトロエンDS3」くらいしか思いつきません。よってこのクルマに関しては「小さい」はネックではないです・・・。新型のTTS(310ps)には「可変ダンパー」が標準装備!ということはいよいよポルシェに近い存在になってきました・・・これは待ったなしで価格が跳ね上がりそうです。


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